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FLOWER CHILDREN – “THE MILLENNIALS”




1960年代に登場したフラワーチルドレン、自由・博愛・多様性への理解を尊重した思想と時勢の体現者たち。そのフラワージェネレーションが蒔いてきた種は、2020年を間近に約60年が経とうとする現在でも、世界の様々な場所に根を深く張り、多数の芽を出し、多種多彩なカルチャーと表現者たちを生んでいる。

合理化と制度化を繰り返し過度に舗装された社会の中でも、コンクリートの僅かな裂け目から生える雑草のように、強くしなやかに芽を出し、成長している。そして今、社会的な通念よりも直感と共感を軸に動き、多様な価値観と共に生きることが自然であり、植物生態的にお互いの共存・共栄を計らうミレニアルズ世代。

既存の枠組みにとらわれない彼らの柔軟な発想と活力こそが、色褪せた社会を再び鮮やかにしてくれるであろう。そんな “THE MILLENNIALS”の将来と社会に期待したいという想いで、米原康正とPLANTICAが注目する若者たちをフックアップし、米原の撮影した被写体に自らがカラフルなペイントをし、PLANTICAが花をコラージュするという新しい手法を使った新シリーズがこの冒頭のタイトルだ。ここで米原は、感情を表現する装置として前髪にペイントを施した。

第1段に扱う作品のテーマは“LOVE&PEACE”。フラワーチルドレンの作品群は、単なるホワイトボックスのギャラリーではなく、様々な花の色と香りに包まれた有機的な空間に表れる。



 
▪️作品展示・販売期間

2018年4月6日(金) – 4月15日(日)
 11:00 – 19:00
SPOONBILL南青山本店 (東京都港区南青山4-23-9)
レセプションパーティー 4月6日(金) 17:00 – 20:00
クロージングパーティー 4月15日(日) 17:00 – 20:00
※作品はすべてご購入頂けます。


 
▪️プロフィール

米原康正(Yasumasa Yonehara)
編集者、アーティスト 。
東京ストリートな女子文化から影響を受けたその作品は、メディアの形をして表現されることが多く、90年代以降の女子アンダーグランドカルチャーの扇動者でもある。早くから中国の影響力を強く感知し、そこでいかに日本的であるかをテーマに活動を展開、現在中国のSNS「Weibo(新浪微博)」で235万人のフォロワーを持つ。2008年NY チェルシーにあるBarry Friedman, Ltd.にて個展を行いコンテンポラリーの写真家として世界的にデビュー。2017年6月、“I am growing out my bangs”という前髪を生きるための武器としたアイコニックなペイントを施すテーマでアプローチの異なる3つの個展開催によるアーティスト宣言をして更なるステップに登り、以降村上隆率いるカイカイキキのギャラリーでの個展など精力的な活動を行っている。


米原康正オフィシャルHP http://www.loveyone.com
新浪微博 http://t.sina.com.cn/1851563345
Instagram https://instagram.com/yone69harajuku/



PLANTICA(プランティカ)
花に関係するアート、ファッション、ライフスタイル、カルチャー…それぞれの領域を繋げながら、スペースデザイン、インスタレーションアート、テキスタイルデザイン、プロダクトデザイン、アートディレクションまで手がけるフラワーアート・ユニット。大型商業施設やリゾート施設の空間演出、LVMH Group、NIKE、STARBUCKS、TOYOTA などのイベント装花や、CMや広告など多方面で装花ディクションを行う。日本が誇る花文化の現在形を世界へ発信するため、国内外問わず精力的に活動し、近年はミラノ万博・日本館の装花を担当(日本館は展示デザイン部門「金賞」受賞)、タイ・故プミポン国王の一周忌追悼式典の装花を担当、モナコ公国・カロリーヌ王女主催のフラワーアートイベントに招待されインスタレーションを披露し作品で使用した花器「IKEBANA KIT」を献上。フランス放送局「Canal Plus」や海外放送「NHK World」「Design Talks」のドキュメンタリー番組に取材されるなど、国内外のメディアからも活動が注目されている。


PLANTICA オフィシャルHP http://www.plantica.net
Instagram https://instagram.com/plantica_jp/

 

企画:(株)STARMINE PLANNING
主催:SPOONBILL南青山